SlashTHEMの紹介

この記事は Roguelike Advent Calendar 2017 の2日目の記事です。

ある日TwitterNetHack関連ツイートを漁っていたところ、ちょっと気になるタイトルが見えました。

一瞬Slash'EMの間違いかな? と思ったものの、2個目のツイートでEMにない職業があったためどうやらヴァリアントらしいと気づきました。
Google検索すると、NetHackWikiのページおよび作者のGithubページが見つかりました。

Slash'EMから派生したSlash'EM Extended、からさらに派生したヴァリアントだそうです。タイトルは"Super Lotsa Added Stuff Hack—The Heavily Extended Mod"の頭文字語呂合わせらしい。

さてダウンロードして起動します。

加減しろ莫迦!!! おっと失礼。THEMの前身であるSlash'EM Extendedが各種ヴァリアントやパッチを貪欲に取り込んだ結果、とんでもない量の職業・自種族が実装されています。その数57職業・30種族! 加減しろ莫迦!!(二度目)

同様に追加モンスターも盛りだくさんです。NetHackでは幻覚時にしか名前が出てこないようなのも律儀に実装されています(超微細宇宙船とか、がつがつむしゃむしゃトラアル獣とか。あとマスター苔とか)

まだ全然手元での攻略が進んでいませんが、とりあえずSlash'EMでの鉄板組みあわせの一つYeoman-Human-Lawfulで進めています。特記すべき事柄があれば追記します。

  • 持ち運べる重量が大幅増強されているため色々と楽です。大岩の隙間にすべり込むのも容易です。まあ倉庫番フロアでは怒られてしまいますが。
  • 'F'シンボルのGray Fungusには気をつけましょう。殴ると病気状態になり数ターン後に死にます。定番の#prayやらユニコーンの角使用で回復できますが、序盤だとつらいです。
  • 同じく'F'シンボルのdorn beastも麻痺をかけてくるので大変危険です。自由行動の指輪を確保していない場合は射撃か杖で倒しましょう。
  • とにかく未識別アイテムが多いです。祝福された識別の巻物でも間に合わないかもしれません。困ったら雑貨屋での店舗サービスに頼るか、ある程度漢鑑定するかどちらかでしょう。識別の魔法を使いたいところ。

次の記事の作者は未定です。お待ちしております。