「ランタン付けてりゃ殺しまくりで――ランタン無しじゃ何もできない」
パンプキン・シザーズ(1)(2) 岩永亮太郎 / KCデラックス
ランデル・オーランド伍長は改造人間である。彼の所属する部隊は陸情3課"パンプキン・シザーズ"である。
"パンプキン・シザーズ"は帝国臣民の平和のために戦災と戦うのだ!
・・・まあネタに走ってしまった感が否定できませんがそういう漫画です。
もうちょいまともに紹介すると:
長い間の戦争がようやく停戦を迎えた時代。
「戦災復興」をお題目に作られた部署「帝国陸軍情報部第3課」に元「901ATT」部隊所属の伍長:ランデル・オーランドが新たに加わる。
しかし「901ATT」などという部隊は公式資料のどこにも記されていない。彼の正体とは? 『不可視の9番』と呼ばれる9ナンバーの部隊とは?
といった感じ。
陸情3課のメンバーが昼行灯大尉、熱血公女少尉、ジゴロ准尉、真面目准尉、小動物属性曹長、気は優しくて力持ち伍長、犬、とわりと馬鹿一チックな構成ですが話の転がし方がなかなかうまいので特に気になりません。
画力は正直微妙・・・・・・とはいえどうにでもなるか。
あと、『不可視の9番』部隊が色々えげつなくて良いです。戦車に肉薄して大口径拳銃をぶちこむ901ATT"命を無視された兵隊"、条約違反のBC兵器を用いる903CTT"死灰を撒く病兵"、火炎放射器を装備した908HTT。
2巻まででは名前だけの登場ですが906"翼無き降下兵"とか。
近々5巻が出るようなのでそのうちまとめて買おうかな。