パズルゲームの明日はどっちだ(アーケードゲーム編・1)
ゲームについてつらつら考えてみるテスト。異論反論歓迎。
■ 始めに
現在、いわゆるアーケードゲーム(業務用ゲーム)のジャンルには大きく分けて3つの大勢力があるように思われる。
すなわち、対戦(格闘)ゲーム*1、シューティングゲーム(STG)、音楽シミュレーションゲーム(音ゲー)だ。*2
斜陽のアーケードゲーム業界において、これら3大ジャンルも例外ではなく、どうにも末期的状況に陥りつつあるような印象を受ける。
STGと音ゲーをメインに遊んでいる自分としては憂慮すべき傾向だ。
しかし、ある程度規模が大きいにも関わらずさらにやばい傾向にあるジャンルが存在する。
――――パズルゲームである。
■ パズルゲームは何故遊ばれにくいのか その1「ゲームジャンル」
そこらへんのアーケードゲーマーに「どんなゲームが好き?」と聞いてみるとする。
「格ゲーが好き!」「STGが好き!」「音ゲーが好き!」などと答えが返ってくるだろうと思われる。
しかし、
「パズルゲームが好き!」
という声はほとんど聞こえてきそうにない。
なぜだろう。
それぞれのジャンルには、ある程度固定されたゲーム目的や楽しみ方がある。前述の3大ジャンルでいえば、
- 対戦格闘ゲーム
- 自キャラを操って相手を倒す。(目的)
相手の手の内を読む。
連続技等を決める。- シューティングゲーム
- 自機を操って敵弾を避ける。(目的)
自機を操って敵を倒す。(目的)
得点を稼ぐ。
パターンを構築する。- 音楽シミュレーションゲーム
- 譜面に従いボタン等を押して演奏する。(目的)
きれいに演奏する。(得点を稼ぐ、コンボを繋ぐ等)
といった感じになる。
パズルゲームではどうか。
- パズルゲーム
- 知恵を絞って与えられた問題を解く。(目的)
早く、正確に解く。
前の3つに比べてあまりに漠然としているように思われる。
実際、同じパズルゲームに属するゲームでもそのゲーム内容はかなり異なる。そのため、同一ジャンル内でも自分の気に入るゲームはその中のごく一部となりがちで、ジャンル全体を好きになることはそうそうない。
各ゲームで習得したテクニックが他のゲームで全くと言っていいほど使えないのも一因だろう。
ジャンルとして好きならば、新作が出ても最低限興味を持ってはもらえる。パズルゲームはそれが薄い。